みんなの豊かさ 2022 1 3

 2019年、東京に、
外国人観光客が押し寄せたのは、
おいしいものが激安だから。
 ラーメンが10ドル以下で食べられる。
ニューヨークで、
おいしいものを食べるとなると、
20ドル、30ドルかもしれません。
 東京では、ラーメンに限らず、
10ドル以下のグルメが豊富にある。
「こんなに安いのに、こんなにおいしい」
これが東京の感想でしょう。
 そうすると、従業員の給料も
激安であると言えます。
 日本人は真面目で一生懸命働く。
そのうえ、人件費が安いので、
世界から工場を誘致してもよいかもしれません。
 平均賃金が韓国を下回ったという話も聞きます。
それどころか、職種によっては、
東南アジアの発展している国よりも安いという。
 最近、聞くようになったのは、
海外赴任が終わって日本に帰ってくると、
日本は物価が安いという話です。
 これは、日本がデフレを
20年以上続けている間に、
海外はインフレだったからでしょう。
 かつて、東京は、
世界で最も物価が高いと言われたのは、
昔話になってしまった。
 今となっては、
東京23区の地価で
アメリカ全土が買えると言われたのは、
フェイクニュースに聞こえる。
































































































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